准看護師から正看護師へ

准看護師から正看護師になるために「通信制」と言う方法があります。准看護師としての実務経験が10年以上あり、准看護師としての仕事を続けながら正看護師の資格を取得できるというものです。通信制のメリットは何と言っても仕事をしながら学習できること。中には、准看護師として病院で勤務し、なおかつ家事や育児もこなしながら、通信制の学習している人もいます。レポートが多く大変なこともありますが、その分国家試験の合格率は高いです。
看護師学校養成所指定規則が改正され、准看護師から正看護師になるための通信制が出来たのは最近のことなのですが、すでに相当数の准看護師が受講している、もしくは受講を希望していて、かなりの人気を博しています。国家試験受験資格を得られるために要する期間は2年で、看護師の資格を取得するために欠かせない実習などは、レポートや病院見学、面接授業などにより行われます。実習がない代わりに、10年の実務経験が必要とされています。
しかし通信制の落とし穴ともいえるものが「人間の怠慢心」です。通信制は養成所から印刷教材が送られてきて自主学習になります。途中で添削指導やレポート提出などが行われますが、基本的には一人で教材を見ながらの学習方法になりますので、ついつい自分に甘くなってしまいがちになります。机に向かう習慣や、落ち着いて勉強できる環境がない場合などは途中で投げ出してしまう可能性が高くなります。通信制で学習をする場合に重要なポイントは、資格取得のための強い意志を持つことです。

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